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「花は野にあるように」な生き方の探求所

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料理嫌いでも自炊で生活する方法

料理が嫌いで料理下手な人間ですが、自炊ほぼ100%で生活しています。 

 

私の場合はグルテン・添加物フリーをやっているために、自炊せざるを得なかったのですが、
そうなってわかったのは

 

自炊って工夫すれば意外と難しくない!!

自炊はめちゃくちゃ節約できる!

 

ということでした。

 

自炊で節約なんて当たり前じゃんと思うかもしれないですが、
物価上昇している今、ある程度工夫しないとそこまで節約している実感がでないですが、逆に工夫ができるとかなり節約できることに気づきました。

 

 

今日は

料理が苦手、やりたくない!

けど、外食やお惣菜ばかりはお財布がつらい。健康に良くない。

と悩む方に向けて、私なりの自炊攻略法を書いてみたいと思います。

 

 

 

包丁は良いものを買う

私はかつて、セラミック包丁を使っていました。

理由は安いから。

 

でも、セラミック包丁は何を切るのも大変で、よく爪を包丁で誤って切ってしまうことがありました。

自分は包丁もまともに使えない…

料理下手なんだ…

と思っていました。

 

しかし、今回一人暮らしをリスタートするに当たり、良い包丁を購入してみたら、あらビックリ。

下手ではあってもちゃんと切れるんです!!!

皮むきも千切りもちゃんとできる!!!

 

簡単に切れると、それだけで料理への苦手意識が少しだけ薄れます。

私は包丁を変えてから食材を切るのが苦じゃなくなりました。

 

今安い包丁を使っていて、
自分は包丁の使い方が下手だと思っている方は、騙されたと思って1度良い包丁を使ってみてください。

私が使っているのはこれですが↓、

高級じゃなくていいので、中堅クラスの三徳包丁でレビューがよければなんでも大丈夫です。

 

そして、切れ味が悪くなってきたらシャープナーも使ってくださいね。

私は包丁が貝印なので研ぐのも貝印のを使ってますが、これも包丁に合ってればなんでもOKです。

 

 

なお、よく切れる包丁は本当に危ないので、1回も包丁を握ったことがないという方は、1度友人や家族、または料理教室でレクチャーを受けてくださいね。

 

 

1材料で1品を作る

例えば、筑前煮や豚汁は使う材料の種類が多いですよね。

そうすると何種類もの材料を買ってこないといけません。

一人暮らしだと特にですが、そういった料理を作った後に余った材料を腐らせてしまいがちです。

 

それを回避するために、食材1つで1品作るようにします。

例えば小松菜を1パック買ってきたら、それを全部使ってナムルかおひたしを作ってしまう。

れんこんならきんぴらか、甘酢炒め。

大根なら漬物か煮物。

 

これなら食材が余って腐らせる心配がありません。

1材料で1品を大量に作ってしまえば、あとは冷蔵、冷凍しておいて何日か同じものを食べることで、数日間作る料理を減らすこともできます。

 

また、買い物でも1材料1品方式だと、1回に購入する食材の種類を抑えられるので、節約にもなります。

 

 

 

工程の多い料理はつくらない

衣をつけたり成型したりした上で加熱する料理。

炒めてから煮込む料理。

裏ごしが必要な料理。

など、工程が多い料理は作らないようにします。

 

料理が嫌いなら「ハンバーグ」「コロッケ」「カレー」「オムライス」のように、名前の付いている料理なんか作る必要はなく、

切る→(火を入れる)→味をつける

だけで大丈夫です。

鶏胸肉を買ってきて塩コショウして焼けばチキンステーキですし、
きゅうりを切って塩昆布と和えるとかでも、
それだけで立派で美味しい一品になります。

 

たまにどうしてもハンバーグが食べたい!という日もあると思います。

そういう日だけ気合を入れて作ってもいいですし、買ってくる、あるいは外食しても良いですね。

ただ、毎日食べるものは簡単なものにすれば自炊のハードルはぐっと下がります。

 

 

作る料理を固定化する

料理が億劫になる原因は、

  • 何を作るか考えるのが面倒くさい
  • ネットにたくさんあるレシピから簡単に美味しく作れそうなのを探すのが大変

ではないでしょうか。

 

その場合、作るものをある程度固定化してしまえば、毎度それを作るだけでよくなります。

レシピもブックマークしておいて毎回それを見て作ればOK。

何回も作っていれば作り方を覚えてしまうので、自炊はもっと楽になっていきます。

 

毎日同じものは

  • 飽きる
  • 栄養が偏る

と思われるかもしれませんが、以下の方法で回避できます。

  1. 固定化するレシピを複数リスト化しておく
  2. 同じ調理方法で食材だけ変える

 

 

固定化するレシピのリスト化

まずリスト化について。

 

私の場合、食事はだいたいこんな感じです。

朝 なし

昼 玄米おにぎり or さつま芋

間食 ナッツ、煮干し、するめ、ヨーグルトのどれか

夜 玄米と味噌汁(具はだいたい海藻か切り干し大根)に、野菜3品程度とタンパク質1、2品

 

そして、リスト化しているレシピはこんな感じ。

野菜レシピ

にんじんラペ

塩漬け(キャベツか白菜)

酢漬け

ナムル

ぬか漬け

きんぴら

マリネ

オイル蒸し

蒸し茹で

焼いて塩か醤油掛けるだけ

サラダ(これはカット野菜を買っちゃってます)

 

タンパク質レシピ

サラダチキン

チキンの塩麹焼き

塩豚

さばの塩焼き

鮭の塩焼き

サバ缶丼

ゆで卵

スクランブルエッグ

納豆

豆腐

 

このあたりのレシピをブックマークしておいて、気分によって作るものを変えています。

これは私の例なので、リスト化するものは自分が作りやすくて好きなものでOKです。

バリエーションがそんなになくても構わないのであれば、もっと厳選してしまってもよいです。

逆に、もっと増やしてもいいので、自分の好きなリストを作ってみてください。

 

また、火を使わないレシピをいくつか入れておくと、さらに料理が楽になります。

1口コンロキッチンの方は特に!

1口コンロでなくても、夏などはコンロを使うのが億劫になりますしね。

 

 

同じ調理方法で食材だけ変える

特に野菜類で言えることですが、私の場合、

酢漬け

ナムル

ぬか漬け

きんぴら

マリネ

オイル蒸し

蒸し茹で

焼いて塩か醤油掛けるだけ

に関しては、なんの野菜で作るかを決めず、その時ある野菜で作るようにしています。

例えば、ナムルはもやしで作ってもいいし、にんじんか小松菜でもよいです。

きんぴらもごぼう、れんこん、にんじん、セロリ、こんにゃくなどで作れますし、

焼いて塩か醤油は、ピーマン、しいたけなどが美味しいです。

 

そうすることで、

  • 調理方法をたくさん覚えなくて済む
  • 栄養価が偏らない

ことになります。

 

1点注意が必要なのは、食材によってはアク抜きが必要な物があるので、そこだけ最初は調べたほうがより美味しいものが作れます。

例えば、れんこんやキャベツは調理前に酢水につけておいたほうが美味しいです。
(気にならなければそのまま使っても大丈夫ですが)

 

皮は剥かない

下ごしらえは、すればするほど美味しいものが作れます。
でも、しなくても食べられますし、味付けさえちゃんとすればまずいわけではないので
料理が嫌いならスキップしちゃいましょう。

 

私は野菜の皮を剥くことすら滅多にしません。

めんどくさいので。笑。

 

料理にもよりますが、基本はよく洗って、皮がついたまま切って調理するだけ。

皮を剥かないだけで料理の時間はかなり短縮されます。

ゴミも減るのでエコです。

 

 

大根、にんじんはほぼ剥きませんし、

じゃがいも、蓮根もあまりに皮が硬そうなとき以外は剥きません。
(じゃがいもは、芽は取ってくださいね!)

ピーマン、なすは、ヘタもそのまま料理しちゃうこともあります。

ピーマンに至っては、種もそのまま料理してしまいます。

 

包丁の扱いに慣れていないと皮むきって面倒に思いますよね。

皮むきの作業がないと、それだけでも自炊を始める際の腰が少し軽くなります。

 

農薬が気になる方や、食感や味が気になる方は向いてない方法ですが、気にならないなら1度やってみて、自分の許容範囲を探ってみてください。

 

それにピーラーを所持する必要がなくなるので、ピーラー代の節約とキッチン用品の削減もできますよ!

 

 

 

一週間分をまとめて作る

料理が嫌いなのに毎日やってなんていられませんよね。

 

なるべく料理の回数を減らして、1回で1週間分の食事をまとめて作ってしまうと楽になります。

 

凝った料理だと、1回で1週間分作ろうとすると時間がかかってしまうので、

そういう意味でも、1品1品は簡単に作れるものにして、なるべく短い時間で作ります。

 

休日、ノー残業デーの夜、燃えるゴミの日の前日など、週の中で料理をする日を決めてしまって、その日に作るようにします。

私は毎週日曜の午後に作ってます。

もし、料理に慣れていなくて、まとめて作るとあまりにも時間がかかってしまうようであれば、週2回など分けても良いですね。

 

料理の作り置き

私の場合、

野菜4~5品、タンパク質3~4品の合計7~9品ほど作ります。

といっても、ぬか漬けやゆで卵、冷奴、納豆なども含めるので、調理が必要なものは多くて5品くらいです。

 

私は結構大食らいなので品数多めだと思います。

人によって食べる量が違うので、最初は少なめの品数から初めて、自分の適量を探ってみてください。

 

レンジがあれば、作ったものをいくつか冷凍して食べるときに温めれば1週間もちます。

 

私のようにレンジがない場合は、漬物やきんぴらなど、日持ちするものを作ればOKです。

塩や醤油、酢、酒を一定以上使うと日持ちするので、
作る料理の固定化リストの中に日持ちするレシピをいくつか入れておくと良いです。

「材料名 日持ち レシピ」で検索するとたくさん料理上手の方のレシピがでてくるので、その中から好きなものを選んでください。

 

私の固定化リストの中でいうと、これら↓は日持ちします。

酢漬け

ナムル

ぬか漬け

きんぴら

マリネ

サラダチキン

塩豚

 

料理をする日が週1回になると、買い物も週1回で済むようになります。

そうすると、ついつい買ってしまうお菓子やおつとめ品を購入しなくなるので、お財布にも優しいですし、スーパーで浪費してしまう時間を節約できますよ!

 

ご飯と味噌汁の作り置き

ご飯と味噌汁も作り置きできます。

ご飯

一週間分炊いておいてタッパーなどにいれて冷凍し、食べるときにレンジで温めるだけ。

 

ただ、私はレンジがないので、ご飯は2日に1回くらい炊いてます。

私にとってはまとめて炊いて冷凍する方がめんどうなのと、レンジであたためたご飯があまり美味しく感じないためです。

 

同じご意見の方がもしいたら、私と同じように2日に1回炊いて、
おひつや曲げわっぱで炊いたご飯を保存すると2日くらいは美味しく食べられます。

(ただし、夏や冬に暖房をガンガン入れる場合は常温で置いておくのは危ないので冷蔵する必要があります。冷蔵するとおひつや曲げわっぱでも固くなるので、その場合は毎日炊いたほうがよいです)

 

また、炊飯器を使っている方で、ご飯を炊いた後に炊飯器を拭いたりするのが面倒という方は、鍋で炊くといいです。

炊き方も簡単で、コンロ自体に「炊飯」ボタンがついていればそれを使えば長けますし、なくてもガスコンロでもIHコンロでも、ネットで沢山炊き方レシピがみつかります。

最初の数回は水っぽかったり、硬かったりするかもしれませんが、水加減、火加減を覚えると炊飯器より美味しく炊けます。

玄米+ステンレス鍋でよければ私の炊き方はこちらにまとめてます。

 

私は炊飯器の蓋部分のびしょびしょっを拭いたり、内蓋を洗ったり、炊飯器自体に貯まる埃を毎日拭いたり…がものすごーく億劫でした。

鍋で炊くようになったら、炊いた後は鍋を丸洗いすれば良く、鍋は収納するので埃はかぶらないしで、メンテがとても楽になりました。

 

味噌汁

お味噌汁は味噌+鰹節(出汁の代わり)+乾物(わかめや乾燥豆腐)を混ぜておいて冷凍してしまいます。

これをスプーンで大盛り1杯くらいをお湯に溶かせばいつでも味噌汁が飲めます。

味噌玉のように1回分ずつ小分けにする必要もないです。

味変したいなら、お湯を沸かすときに、きのこや野菜を水に入れてお湯を沸かし、そこにつくった味噌の元を混ぜれば簡単に味変できます。

 

 

朝・昼ごはんは簡単にする

殆の方は、朝は言われるまでもなく簡単なものを食べていると思いますが、
お昼も簡単なメニューにすると良いです。

 

私は朝はなし、お昼ごはんはおにぎりか蒸し芋を食べてます。

そうすると、メニューを考えなくて済むからです。

 

レシピを覚える必要もありませんし、その分週1回作る料理の品数を減らせます。

おにぎりなら炊いてあるご飯を握るだけ。

芋なら蒸すだけ。

これだと洗い物もささっと終わって楽です。

 

朝を食べることもたまにありますが、その時もバナナなどの果物や、おにぎり、卵かけご飯など、簡単なものにしています。

 

オートミールでもいいし、そばやうどんでもいいですね。

好きなものの中から、簡単に用意できるものをチョイスしてみてください。

 

お弁当の方も、ご飯+ゆで卵とか、スープジャーを使って具沢山のお粥にするなど、工夫してみると、朝の忙しい時間でも用意できると思います。

 

 

 

【まとめ】料理嫌いでも自炊は継続できる

料理時の作業をとにかく簡単にすることで、料理が嫌いでも自炊生活を継続していくことは可能です。

食べられるものを作ればいいんです!

味付けが面倒なら、焼くか茹でて塩や醤油を掛けるだけだっていい!

 

人間、慣れないことは取り掛かりのハードルが高くなりますが、
慣れてくると取り掛かりにそこまで心理的抵抗を感じなくなっていきます。

 

最初は塩や醤油だけでも、慣れてしまえばオイル蒸ししてポン酢を掛けるとか、めんつゆで煮物をつくるとかができるようになっていきます。

 

私もほぼ100%自炊になってからは、料理自体に慣れて、
週一でまとめて料理する他に、夕飯前に1品追加でスクランブルエッグを作ったり、魚を焼いたりということができるようになってきました。

 

料理が嫌いだけど自炊しなきゃ…と思っている方は、

是非トライしてみていただきたいです。

シンプルな料理はとても健康的なので、体調も整ってくると思いますよ!