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「花は野にあるように」な生き方の探求所

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健康のために1日30品目なんか必要ないし、それじゃ節約できないぞ!

先日、人と話していて、

健康に良いとされている色んな種類の飲み物を

 

毎日飲まなければ!

 

と言っている方がいました。

 

それを聞いていて健康は足し算じゃないよと思ったのですが、

うまく伝えられずもどかしい思いをしたので、ちょっと記事にしてみようと思います。

 

 

 

 

1日30品目は必要ない

1985年に厚生省が「1日30品目」という生活指針を挙げたそうですが、

現在はこの文言は削除されているそうです。

けど、未だに1日になるべく種類の多い食材を摂取したほうがよいと考えている人は多いのではないでしょうか?

 

私も5年くらい前までは信じていて、なるべく品目の多いサラダを買ったりしていました。

 

 

しかし。

冷静に考えてみてほしいんですが、

一日にたくさんの品数を食べられるようになったのって人類史を振り返っても、ここ数十年のことですよね?

 

冷蔵庫やビニールハウスのない時代に、毎日

大根、きゅうり、人参、白菜、ナス、カブ、小松菜、春菊、ネギ、ごぼう、さつまいも、しいたけ…等など、

旬がごちゃまぜの食材をちょっとずつ多種類食べることができたでしょうか?

無理に決まってますよね;

 

そして現代人だって、毎日30品目も摂取するのは難しいのではないでしょうか。

要するに1日30品目は非現実的な生活指針ということだと思います。

 

 

タンパク質、炭水化物、脂質、食物繊維のバランスは考える

現在、私は節約のために、買い物は週一回まとめ買いをしていて、

一週間分の料理を1日で作っています。

(詳しくはこちらに書いています)

買ってくる野菜は多くて6種類、通常は4種類くらいでしょうか。

これに加えて、私は果物、肉と、魚、納豆、卵を買って、一週間分の食事にしています。

 

ある週に買った野菜を例に上げるとこんな感じ。

  • 小松菜1袋
  • 白菜4分の1カット
  • 人参1袋
  • れんこん1切れ

これしか買ってこなければ一週間に取る野菜はこれだけになりますが、
それで体調が悪くなるようなことは今のところありません。

一人暮らしを始めてから、風邪も引いてないので、栄養価に不足があるということはなさそうです。

 

 

また、私は「パレオダイエット」を実践しているので、

  • 油はサラダ油を使わないで良質なオリーブオイルを使う
  • 発酵食品を摂る
  • 食物繊維はたくさん摂る

など、注意していることはありますが、

色んな種類をちょっとずつ…よりも、

タンパク質、炭水化物、脂質、食物繊維のバランスに注意しています。

 

 

同じものを食べ続けない

もうひとつ、私が気にしていることは、

 

同じものを食べ続けない

 

ことです。

 

ミニマリストさんや、食にこだわらない方で、ときどき「毎日食べるものを決めている」という方がいますが、

私はこれはあんまり賛成できないと思っています。

 

 

栄養価の偏り

毎日多種類を食べる必要はないと言っても、毎日ずっと同じものを食べ続ければ身体の中に吸収される物質は偏っていきますよね。

 

薬も摂取しすぎで毒になることがあるように、

同じものを食べ続けることでデメリットが生まれないとも限りません。

 

例としてアブラナ科のほうれん草は体に良いと言われます。

が、ほうれん草のシュウ酸は摂取しすぎると尿結石の原因になったりします。

アク抜きをきっちりやれば大丈夫ですが、アクが抜けきれていないのを摂取し続ければ尿結石リスクが増えることになります。

 

どんな食材でも可能性として、そういうことが起こりうるのではないでしょうか。

 

毎日それだけを大量に食べ続けても全く害がないものだって、もしかするとあるかもしれません。

ですが、そんな食材を調べて探し出すよりは、一つ一つの食材を食べる頻度を分散させたほうが遥かに簡単にリスクヘッジができます。

 

 

農薬や加工工程で付加される物質が危険な可能性もある

食品そのものの持つ栄養素だけではなく、
食品を入手するまでに付加される物質がたまたま摂取し続けると危険なものだった

という可能性もあります。

 

あくまで可能性の話ですが、

毎日食べていたベーコンが、実はのちのち食品添加NGになる添加物が使われていた、

ということがないとも限らないですよね。

 

 

例えばいちごは人気の果物ですが、もし毎日食べられる環境があったとして、

いちごが残留農薬が最も多い果物と聞いても、

毎日いちごを食べようと思えるでしょうか。

 

残留農薬の量自体は、市場に出ることを許可されている量なので、食べても問題ないです。

しかし、それを毎日食べるよりは、ときどき食べる、に留めておいた方がリスクは少ないですよね。

 

他にも、

1ヶ月毎日食べていたけれど、製造工程で使ってはいけない添加物が入ってしまっていたことが後からわかる、なんてこともあるかもしれません。

 

そういったことを考えた時、一つ一つの食材、食品に神経質になるよりも、

  • 毎日は同じものを食べない
  • 週ごとに食べるものを変える

というような方法で、リスクを分散することができます。

 

私は1週間分作り置きするので、1週間はだいたいおなじものを食べています。

でも、次の週は違うものを買ったりして、なるべく違うものを摂取するようにしています。

 

 

まとめ

ちょっとまとまりない記事になってしまったのですが、

言いたかったことは

健康のためにあれもこれもといろんなものを無理して摂取しようする必要はないよ!

というそれだけです。

 

世の中の「〇〇は健康に良い」というマーケティングに利用された情報に踊らされず、
自分自身で調べて納得ができる食生活を送ってください!

 

私は鈴木祐さんのサイトを参考にした、パレオダイエットの食事法をおすすめしています↓