一人暮らし開始時、冷蔵庫・洗濯機なしで生活できるか実験しました。
洗濯機なしは1ヶ月以上続いてますが、
冷蔵庫なしは全然無理でした。
1週間で挫折。
いや無理ですわ、冷蔵庫なし生活!
実験開始時期が5月で、外気温が高かったので、
冬に開始していたらもう少し実験を続けられたかもしれませんが、
食べ物が腐ってないか心配で気が気じゃなくて、私には無理でした。笑
ただ、冷蔵庫なしができるかどうかは、その人の食生活、ライフスタイルにもよるだろうなと思いました。
私にとって何が難しかったのかというと、
の3つが原因でした。
これが、
食事は加工食品でもOK
料理が好き
食べる都度軽い調理や買い物が発生してもOK
しょっぱい料理が平気
のどれかに当てはまる人であれば、冷蔵庫なしでもなんとかなると思います。
具体的に何が駄目だったのか書いてみます。
食事はすべて手作り派
私は加工食品、小麦粉、添加物をなるべく取らないようにしているので、
食事の95%が自炊メシ。
調味料も塩、味噌、醤油、酢、酒…とシンプル且つ添加物のないものだけ。
食材も野菜、果物、肉…と、加工されていないものを食べています。
これだと、気温の高い夏は食材は乾燥させるか、発酵させるかしないと常温では持ちません。
しかし、乾燥も発酵も知識も経験もないので、
やり方も加減も分からなくて、最初の一週間、食材の保存に四苦八苦しました。
食物の保存技術って人類が時間をかけて獲得してきた技術で、
それを親から子へ受け継いで来たものだと思いますが、
冷蔵庫を持つ現代日本人はその知識を継承してる人って殆どいないのではないでしょうか。
私は何%の塩でつければ常温で保存できるか、
何日保存できるのか、
今回チャレンジしてみて初めて知りました。
やってみたものの本当に発酵・乾燥できているのかわからず、
気温も高い時期だったこともあり、
食べるのが怖い(ー_ー;)
これ、変な臭いはしないけど本当に大丈夫?
と恐る恐るご飯を食べる。
全然楽しく食事できません。
そのストレスに負けて、色々加工を楽しむこともなく、冷蔵庫ないと無理!という判断に至りました。
これが冬だったら、室温が冷蔵庫くらいなので、また違ったと思います。
料理が苦手
料理、嫌いです…
理由は食材を洗ったり捌いたりする時に、
虫がいたり、肉の血管の筋や、鶏皮についた羽毛を処理したり、魚の匂いが手につくのが苦手だからです。
命をいただく以上、
そこは慣れなければならいところだと情けなくは思うものの、
どうしても苦手でして。
虫は特に苦手すぎて、
健康志向のくせに有機栽培系の作物はあまり買いません。
まあ、高いからというのもありますが。
環境に良くないのはわかってるのに、ごめんなさい。
また、葉物野菜や泥のついた野菜は、虫がいそうで
買ってから数日でも部屋に多いておくのがいやで、その日のうちに洗いたい。
1Kの部屋なので虫が出た時に逃げ場がないので、部屋に持ち込まないようにするのは本当に神経を使ってます。
そんなんで、都度野菜を洗って切ったりするのも嫌ですし、
面倒くさがりなので、塩漬けを他の野菜と和えて都度火を入れたりなんていう料理も面倒に思う質です。
結果的に、作り置きしたほうが料理の頻度が下がって楽。
しかし食材は加工してしまうと常温では保存できないものがほとんどです。
ニラ玉を3日分作っても、常温では保存できません。
私には毎日ニラ玉を作るのは面倒です。
やっぱり冷蔵庫は神家電だったんだなと改めて冷蔵庫のありがたみを実感しました。
平日は料理、買い出ししたくない
私は在宅勤務です。
16時間ファスティングをしているので朝はなし。
昼ごはんは芋かおにぎりと味噌汁。
夜のみガッツリ食べます。
冷蔵庫がないと、
食材の保存は漬物と乾物化です。
料理は作っておいておくことができないので、
仕事が終わってから漬物と乾物で料理を作ることになります。
仕事が終わってから毎日料理を作るのは、面倒くさい。
小麦粉、加工食品を食べないので
パスタ+レトルトなども選択肢として使えない。
そのため、嫌いな料理で毎日30分ほど時間を使うのはとても嫌でした。
一週間分大量に作っておいて、それを毎日食べる方法だとすごく楽です。
仕事をしていなかったら、
日中なにかの作業と同時に煮物、蒸し物を火にかけておいて昼、夕に食べるなど、苦ではなかったかもしれません。
でも仕事をしていると鍋が吹きこぼれている時に手が離せなかったりするので、難しかったです。
新鮮な肉や野菜を都度買い物に行くことも考えましたが、
- 小さい量、サイズで買うと単価が高い
- 個包装が増えて環境に優しくない
- 在宅だから都度買い物は面倒くさい!
という理由で却下になりました。
塩分濃度が高い料理が好きではない
食材を発酵させて常温保存するには、塩分濃度が高くないと難しいです。
野菜を塩漬けにしたりするのに、
塩を大量に使います。
少なくとも食材の3%くらい塩を使います。
長期保存するなら20%くらい。
しかし、塩分3%の食べ物ってかなりしょっぱいです。
御飯と一緒に食べてもしょっぱい。
必然、他の食材と和えたりすることで食べることになります。
しかし、和えてもしょっぱい (料理が下手だからかもです)
塩味大好きですが、
濃度が高いのは辛いし、翌朝顔がむくんだりして自分の体質にあってない気がしたので、
健康のためにも塩分濃度が高すぎる料理は合わないなと感じたのでした。
というわけで、私は一週間で冷蔵庫は買うことにしたのでした。
購入したのは下の、冷凍庫のない、ワンドアの小さな冷凍庫です。
電子レンジも持たない私にはこれで十分でした。
直冷式なので電気代も押さえられます。
アイリスオーヤマなどの安いものではなく、Panasonic製にしました。
レビューなどで冷えにくい、結露がすぐできてしまうなどと書かれていて、
どうせならメンテナンスの手がかからないものにしたかったので。
中の棚が外れやすいのが難点ですが、それ以外は問題なく、棚はマスキングテープで止めて使ってます。
冷凍庫なし生活には憧れますが、
私のライフスタイルには向いていませんでした。
生き物として、家電、電気エネルギーがないと生きていけないと考えるとちょっと悔しいです。
しかし、今回の実験で、
いざとなれば、塩漬けか乾燥でなんとかなるんだということは体験できたので、
とてもいい経験になりました。
冬になったらまた、冷蔵庫の電源を落として生活できないか、
実験してみるのもいいかもしれないですね。