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「花は野にあるように」な生き方の探求所

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ミニマリストだって抱きまくらを持っていたっていい

抱きまくらがないと眠れない

 

あるいは、

 

抱きまくらがあったほうが安眠できる

 

人って一定数いるんじゃないでしょうか。

 

でもミニマリストさんで抱きまくらを持っている方はほとんどいなさそう。

少なくとも持ち物リストを公開しているミニマリストさんの中に、

 

抱きまくら

 

とか

 

抱っこ用ぬいぐるみ

 

などを挙げている方は見たことがありません(そりゃそうだ)

 

嵩張るし、なくてもなんとかなるものをわざわざ所有するミニマリストはあんまりいないでしょう。

 

でも、もし抱きまくらが合ったほうが生活の質が向上するなら、
じゃあ、どんな抱きまくらが最適なのか。

 

私はこうしました!

という例を書いてみたいと思います。

前半は私の今までの抱きまくらについてなので、読み飛ばしたい方は目次で飛ばしてください。

 

 

 

34年の相棒

小学校1年生の時からずーっと一緒にいたぬいぐるみがあります。

50cmくらいある大きめの子なのですが、それを私は34年間ずっと寝る時に抱きしめて眠ってきました。

自分にとっては34年地続きで一緒に寝てきたので
違和感持ってませんでしたが、
改めて書くとめちゃくちゃ恥ずかしいですね。笑。

 

 

しかし、34年物のぬいぐるみです。

しかも毎日抱きしめている。

めちゃめちゃ汚れてきます。

 

たまに洗ってはいるんですが、ボロボロになってきていて頻繁に洗濯すると壊れそうなくらい年季入ってます。

 

そんな相棒ですが、先日引っ越し先の湿度の高さについにダニを発生させてしまい…

この子を手放すときが来たのかなと思うようになりました。

 

で、試しにまず相棒なしで生活してみました。

まあ、普通に眠れます。

 

ですが、やっぱりあったほうが熟睡できます。

それと、私の場合は、ですが…
抱きしめているといろいろアイディアが浮かんでくるんですよね。

ランジェリーのデザインとか、ブログのネタ、小説のフレーズとか…。

 

ということで、新しい相棒を見繕ってみることにしました。

 

 

抱きまくらの条件

新しい抱きまくらを購入するにあたり、どんな抱きまくらならいいか検討に検討を重ねました。

 

 

通年使える

もこもこで冬暖かいものや、冷感で夏涼しいものもありますが、
1年、春夏秋冬いつでも使えるものがいいです。

 

季節ごとに別物もを持ちたくないですし、
ぬいぐるみなどは、夏は熱くて不快だったりします。

素材も、肌に触れていて不快な季節がないかを検討するのも重要です。

 

 

嵩張らない

大きすぎるのはまず邪魔ですし、洗濯もできない。

引っ越す時に捨てるにしても、持っていくにしても、あまりに大きいと扱いに困ります。

 

大きくても長さ80cm以下。

圧縮できるとなお良いです。

 

もし、脚も抱きつけるロングなものが理想な方は、
折りたたんで圧縮できるとか、長さが短いもの2つで代用できないかなど検討してみるといいかもしれません。

 

 

処分しやすいもの

枕などの寝具類は、フリマでも売れにくい上、送料もかかるので、
不要になったときにゴミとして処分することになると思います。

 

そのため捨てる時に躊躇が発生しないものが良いです。

 

これは嵩張る以外でも、
ぬいぐるみなどの愛着が湧くものや、
レア度が高いもの、高級なものも該当します。

 

現在の相棒はぬいぐるみなので、愛着があり、当然手放しづらいです…。
ボロボロなのに手放すタイミングを失ってしまって34年も所持し続けることになったとも言えます。

経年劣化した時に

愛着がわかず、安価で、捨ててもまた購入できる。

あるいは同じものがなくても、同じようなものが探せるもの、が理想です。

 

 

清潔に保てる

抱きまくらはめちゃくちゃ汚れます。

人間の皮脂汚れがつくので、定期的に洗濯できるものがよいです。

洗濯できないとしたら、

天日干しできる、抗菌のものや、ダニ防止・カビ防止効果があるものなども良いと思います。

 

あとは、通気性がよく、湿気がこもらないものがいいですね。

 

 

抱き心地が良い

これが悪かったら買う意味がない!笑

ので、ある程度は拘りましょう。

 

また、肌当たりも、どうせなら肌触りがいい物がいいです。

生活の質を向上させるための余分な持ち物には変わりないので、
どうせなら抱きしめていてめちゃくちゃ生活の質を向上させるものを選んだほうが、
買う意味があるというもの。

 

例えば空気を入るだけの浮き輪みたいなものでも、用途としては使えますが、抱きしめ心地や肌当たりは良くないです。

おそらくすぐに嫌になってしまうと思います。

 

 

結論、私はこれにした

以上の条件から、私が選んだ抱きまくらはこちらです!


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はい、まさかの普通の枕です。笑。

 

これ、無印良品の「羽根まくら」と「綿フランネル枕カバー」です。

サイズは43×63cmの最も一般的なサイズ。f:id:thankyou-x:20230917145630j:image


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お値段は写真にも写ってますが、

羽根まくら 1,290円

枕カバー 990円

合計2,280円!!!安い!!!

※無印はよく価格改定があるので、あくまで現在の価格になります。

 

■通年使える

羽毛なので夏はちょっと暑いかもしれませんが、
ポリエステル綿の枕だって夏は暑いですから、それを考えれば羽毛のほうがある程度温度調節してくれるのでいくらかマシかなと思っています。

私は化繊(特にポリエステル、ポリウレタン)が暑くて肌荒れするので大嫌いなので、羽根まくらを選びました。

 

さらに、これは側生地の表もオーガニックコットン100%。

側生地の裏はポリエステルなんですけど、ポリエステルが肌に当たるよりは良いかなと思ってます。

 


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枕カバーはいろんな生地がありますが、
私は肌触りを優先してフランネルにしました。

これも夏は多少暑いかもしれませんが、綿だから汗は吸ってくれます。

 

 

■嵩張らない

縦63cmでちょっと大きいですが、6.5畳の1Rにあっても圧迫感はありません。

また、引っ越しの際などは圧縮袋に入れたり、ぎゅうぎゅうにダンボールに入れたりで持ち運びもそこまで嵩張らないと判断しました。

 

 

■処分しやすいもの

何と言ってもごく普通の枕です。

お値段も2,280円。

 

また無印で買えますし、廃盤となっていたとしても、類似商品は探しやすいです。

使い古して処分する際は躊躇なくできます。

 

 

 

■清潔に保てる

枕カバーがついているので、基本的にはこのカバーをこまめに洗濯すればOKです。

 

私はネル生地にしたので、普通の薄い綿よりは汗を吸って本体に染み込みにくいはず。

普通の綿生地でも汗を吸収してくれるものにすると本体を綺麗に保ちやすいです。

 

また、枕カバーなので、カバーが汚れたら、カバーだけ交換することで清潔に保てるのも利点です。

 

枕本体も洗濯できるとなお良いですが、
一人暮らしの洗濯機だと入らない場合もあるので、
洗濯機の大きさとも相談が必要です。

 

洗濯できない場合は、天日干しでも十分です。

その際、ファブリーズやアルコールスプレー(私はもってないですが)を吹きかけてから干せば、効果的だと思います。

 

 

■抱き心地がいい

ふっかふかで抱き心地は私には最高でした。

湿気もこもらないですし、大きさもちょうどいい。

カバーがネルなので、肌触りも最高です。

安心して眠れました。

 

 

自分にとっては、この無印の枕が今のところ最適解でした。

 

 

 

デメリット

デメリットも書いておきます。

他にもあるかもしれませんが、今のところ思いつくのはこの2つです。

 

羽根まくらは臭う

動物の臭いが苦手な方は、安い羽根まくらは臭いがするので、避けたほうが無難です。

私は動物臭がわりと平気なので、全然使えてます。

 

臭いが苦手な方は、
素材がポリエステルや綿、蕎麦殻、など自分にあったものを選ぶといいと思います。

 

メンテナンスが必要

カバーを洗ったり、枕を干すメンテナンスが必要になります。

私はそこまで手間と思わないのですが、
部屋に洗濯機がなかったり、ベランダがなかったりするとメンテナンスが大変になります。

また洗濯自体が嫌いな家事だったりするなら、手間に感じてしまうと思います。

買う前に「清潔に保つために、自分はこいつの面倒を見られるか?」ということを一度考えてから購入したほうがいいです。

 

 

メリットもある

私にとってだけかもしれませんが、メリットもありました。

 

クッションとして使える

ベッドの上で座りたい時に、クッションとして使えるものができたので、リラックスタイムの過ごしやすさが向上しました。

(私が枕として使っている枕は薄くてクッションにならなかったんです)

 

次に購入する枕のお試しができた

枕を買っては

 

合わない!

 

と嘆いている枕難民の方は、

この抱きまくら用に購入した枕で眠れないか検討することができます。

 

枕難民の方は高い枕を買いがちではないでしょうか。

私もそうでした。

でも高い枕が合わなかった時の懐の打撃は相当なものですよね。

 

なので、普段は候補に上がりもしないような安い枕を試す機会を得られます。

意外と、あらゆる高級枕を試してきたけど、意外と安いこれが一番よかった…という灯台下暗しなケースもあるかもしれません。

もしそれで合わなくても抱きまくらなので痛手にはなりませんし、
合えば棚ぼたです!

 

私が今、枕として使用している枕はマニフレックスの高い枕です。

ですが、もし安い枕でも寝られるなら、そのほうがコストが掛からないのになと常々思っていました。

 

これを機会に安い枕を試すことができてよかったです。

ちなみに一応眠れましたが、自分には合わなそうでした。
でも、何日か試したらなれるかもしれませんので、もうちょっと様子見てみようかと思っています。

 

一度使ってみたかった枕が抱きまくらに使えそうであれば、
抱きまくら用に購入して、それで寝られるかを実験してみるのもいいと思います。

チャレンジしてみると、意外と安い枕でもいける!という発見があるかもしれませんよ!

 

 

というわけで、抱きまくらを購入したミニマリストの話でした。

 

あんまり抱きまくらを持ちたいミニマリストさんはいないでしょうけれど、どこかのどなたかの参考になれば幸いです。