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賃貸一人暮らしの災害用非常食の選び方

狭い賃貸の一人暮らしだと、防災用品のストックも置き場に困りますよね。

私はミニマリストなこともあって、物を増やしたくないという思いもあります。

 

でも水災が増えている昨今、何か合った時に食料がないのは困るし、

ミニマリストだからって備えをしないのは危険過ぎる。

最低限の非常食は備えたい。

 

というわけで、賃貸での一人暮らし用非常食のおすすめを書いてみます。

 

 

 

賃貸一人暮らしの非常食の選び方

まずは水

書くまでもないですが、まずは水ですよね。

私は普段の飲み水は浄水器を使って水道水を飲んでますが、
災害用に2Lペットボトルを3本置いてあります。


実は6本入り買ったんですが、引っ越してきた当初に3本飲んでしまったんです。

買い足さなきゃ…

 

本当は1人あたり、3日分の9Lがよいそうです。

5年保存できるような水も売ってますが、普通の水で十分です。

この後書く、非常食と同じで、消費期限がきたら飲んで、新しいのを購入すれば良いと思います。

 

 

災害用長期非常食をわざわざ買わなくてもいい

賃貸だと何年そこに住むかわからないですよね。

ミニマリストだと頻繁に引っ越す方もいるのではないでしょうか。

3年以上引っ越さないと決めているのでなければ、災害用の長期保存可能な保存食はいらないと思います。

なぜなら、引っ越す時に荷物になるから。

3年、5年持つような非常食は割高なことが多く、高いお金をだして買って、でも3年位内で引越すことになったら賞味期限前に食べてしまうか、引っ越し先に持っていくかになります。

どっちにしろ買い直すか荷物になるか、コストがかかります。

 

ですので、賃貸暮らしの方は、

引っ越しが決まったら、ささっと食べてしまえる安価なものがおすすめです。

 

私が買った非常食はこちら

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玄米がゆ 3個

梅がゆ 2個

白がゆ 1個

甘酒パック 2個

レトルトのミネストローネ 3食分

 

量は3日分を想定しています。
(後述しますが、これに加えて乾物があるので、このラインナップと量になっています)

長期保存可能なものではなく、だいたい1年くらいで賞味期限がくるものにしました。

これと、魚の缶詰(サバ、イワシ、サケのどれか)2缶を常にストックするようにしています。

 

お粥は温めなくても食べられると書かれているので、ガスや電気がなくても食べられます。

スープは記載がないので温めないと食べられないものですが、非常時にはそのまま食べてもなんとかなるだろうとこれにしました。


最初はお粥と甘酒だけにしようかと思ったのですが、炭水化物だけで3日はつらい…と思って、ミネストローネを追加しています。

 

これなら、1年後に食べて、また新しいのを買うだけ。

ローリングストックというやつですね。

引っ越しが決まった場合も、簡単に消費して引っ越し先でまた買えばよいので、荷物になりません。

 

乾物も非常食

自炊派でないとあまりストックがないかもしれませんが、乾物も非常食です。

私のうちには

  • ナッツ
  • 食べる煮干し
  • スルメ
  • 海苔
  • おからパウダー
  • 乾燥海藻
  • 切り干し大根

などがあります。

ナッツ、煮干し、スルメは私のお昼かおやつです。笑。

海苔まではそのまま食べられ、炭水化物以外の栄養も取れます。

おからパウダー以降は水で戻す必要がありますが、水がある環境なら食料になります。

まあ、最悪、水がなくても食べられます。笑。 

 

自炊しない人でも、菓子類なんかが常にストックされているなら非常食になります。

栄養価は微妙ですが…。

 

健康に気を使うのであれば、
菓子よりナッツやドライフルーツ、ダークチョコレートなどをおやつとして常にストックしておいてもいいかもしれません。

 

問題なのは、これらは料理に使ったりするのでキッチンにあり、
非常食と同じ場所に収納していないことなんですよね。

なので急に避難が必要になった場合は、持っていけない可能性があります。


料理にも使うけど、スペースに余裕があるということであれば、
使用中のものをキッチンにおいて、ストックを1つ買っておいて非常食と一緒にしておく、
という方法がおすすめです。

キッチンのを使い切ったら、非常食のところからキッチンに移動させて、ストックをまた1つ購入する…これでローリングストックができます。

(うちは本当に収納が小さいのでやってませんが)

 

乾物があるなら非常食は汁気の多いものに

水はトイレなどにも使う可能性があって、断水が起きた際は貴重になります。

 

乾物がある場合は、それ以外の非常食は汁気の多い非常食を購入するといいです。

乾物で栄養価は確保できても、水分を取らないと脱水になってしまうので、
非常食はアルファ米や粉末スープの素などの水が必要なものよりかは、食品事態に水分がアルものを非常食にしておくと、水以外からも水分を接種できます。

 

デメリットとしては、アルファ米や粉末スープの素などより、

重くて嵩張ること。

自分が持ち運べる背負える量を考えて、あまり重いものが持てない方はアルファ米や粉末スープの素などの乾燥物を増やすなど、バランスをとるといいと思います。

 

 

病気の時にも使えるものにする

一人暮らしで体調が悪くなると、食料は死活問題ですよね。

私は昔、体調不良で

  • 起き上がれない。
  • しかしマンションはエレベーターのない4階。
  • 階段を降りれないし登れない

…という状況に陥ったことがあります。
コンビニに行くことすらできず、料理も無理…という状態で本当に食料ストックして置かなかったことを心から後悔しました。

 

今はネットスーパーがあるので、病気の時の食料をストックする必要もないかもしれませんが、

非常食は病気の時も使えるものにしたほうが便利です。

 

病気の時に非常食を消費すれば、賞味期限が来たからとしかたなく食べるより、無駄なく消費して新しいものに交換できますしね。

 

私の場合は、病気の時に食べやすいように、
おかゆと甘酒、スープにしました。

動けないほど体調が酷いことはだいたい1、2日くらいなので、
これくらいで十分かなと思っています。

(コロナのように何日も全然動けなくなった場合は、ネットスーパーに頼ればいいでしょうし)

 

ただ、ネットスーパーのサービスエリア外の方は、もう少し糖質以外の栄養があって、食欲がなくても食べやすいものを選んでストックしておくといいかもしれません。

 

 

添加物は少なめを選ぶ

これは添加物に気をつけている方以外は気にしなくていいのですが、
3年以上の長期保存可能な非常食は結構添加物が多いものが多いです。

 

これは1年程度の保存食でも言えることで、
賞味期限がきたら食べることを考えたら、添加物がなるべく入っていないものを選んだほうがいいですよね。

 

その点、お粥は米だけなので、おすすめできます。
(味付きのお粥は添加物が入ってるものがあるので原材料を確認してください)

甘酒もスポーツドリンクと違って添加物フリーでした。

スープは添加物だらけのものが多いですが、フリーズドライなどでは無添加のものもあったりしますので、探してみてください。

私が購入したレトルトのスープは、添加物有の商品ですが、比較的少なめなものを選びました。

 

 

器がいらないものを選ぶ

非常時は水が使えず、器を洗ったりできないことも考えられるので、
器やカトラリーがいらない非常食だとなお良いですよね。

私が買ったお粥、レトルトスープ、甘酒は、どれも最悪の場合、そのまま封を開けて飲む事ができます。
スプーンがあれば、封を開けた状態ですくって飲めます。

ただ、それ用に作られてませんので、めちゃめちゃ食べにくいとは思いますが。笑。

 

粉末スープの素などは、軽くて携帯しやすいですが、
器が必要なものもあるということを理解した上で購入したほうがよいです。

 

 

保管・保存方法

保存場所

キッチンに収納スペースが余っている場合キッチンでもいいと思います。

 

ただ、狭いキッチンだと、
収納スペース内の湿気や、コンロを使った際に温度が上がったりして食品の保存にあまり向かない事があるので、
その場合は、靴箱やクローゼットなどに保管するといいと思います。

 

うちはIH下の収納は狭く、且つ、IHを使うと温度がすごく上がるので、
クローゼットにしまっています。

 

1つ気をつけたほうがいいのは、
収納場所が地震で建物が歪んだ時に開閉できる扉かどうか、です。

うちのクローゼットは、歪むと間違いなく開かなくなるタイプなので、
本来避けたほうが無難なのですが、
うちは湿気対策にクローゼットを常に少し開けておいているので、
地震で閉まってしまわない限りは大丈夫かなと思って、そこに収納しています。

(他に収納場所がないとも言う)

 

他にも、物が多くて地震が起きた際に収納場所に雪崩が起きそうであれば、
非常食は手前に置いておくなど、工夫したほうがいいですね。


いざという時に、すぐそこにあるのに

扉が開かない、

収納物の雪崩が起きてその奥まで手が届かない、

となるとせっかくの備えが意味をなさなくなってしまうので、要注意です。

 

 

バッグはひとまずは災害用リュックじゃなくてもいい

防災用品の収納場所は、両手が空くリュックが理想だと思います。

ですが、いつ起こるかわからない防災用品の収納のために、引っ越ししたてで金欠の人がリュックを買うのは難しいですよね。

もちろん余裕があるなら、絶対に買っておいたほうがいいです。

 

でも、お財布に余裕がない時、

「買えないから防災用品は用意しない」

のではなくて、一番重要な食品類や携帯トイレなどの最低限をまず揃えて、

そこから少しずつ買い足していけばいいと思います。

 

外側のバッグは最悪持ち運びできればいいので、すぐに取って家を出られるものに入れておきます。

私は市の指定不燃ごみ袋に入れて、クローゼットにS字フックで吊るしています。


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流石に水はぶら下げるには重すぎるので、水だけ下に置いています。

 

市の指定不燃ごみ袋は透明で、且つとても丈夫にできてまして、

パニックを起こしていても、中身が見えるからパッと見て災害用バッグだとわかりますし、

雨が降っていても破れたりする心配がありませんし、
災害時に防水対策やゴミ袋としても使用できるので、避難するときもこのままひっつかんで逃げられます。

まあ、中身が丸見えなので、時間があればバッグなどに入れて持ち運ぶのがベストですが;

 

私は普段から使っているバッグがリュックなので、
避難時は水とこの非常食入りのごみ袋リュックにざっと入れて家を出ようと考えています。

リュックがない場合は、大きなトートバックなどでもいいので、

いざという時にどうやって荷物を運び出すのか

はシュミレートしておいたほうが良いです。

 

 

また、できればやめておいたほうがいい収納は、

バッグに入らない大きさのダンボールや収納ボックス、紙袋などでしょうか。

急いで避難しないといけないときは、
ダンボールやボックスからバッグに移している場合ではない場合もありますし、
外が大雨だった場合は、濡れてボロボロになる収納は持ち運べません。

ダンボールや紙袋に収納するとしても、そのままでバッグに入るサイズにしておくといいと思います。

 

防災用リュックは一人暮らしの支出が安定してきて、余裕が出てきたタイミングで、

ちょうどいいリュックに出会った時、

セールでリュックが安く売られているのを見かけた時、

などに購入するといいと思います。

 

 

賞味期限対策

これは長期保存可能な非常食でも同じことですが、

 

賞味期限がいつの間にか切れていた

 

という事態を回避するために、
スマホのカレンダーに賞味期限を登録しておくと忘れません。

 

ものによって賞味期限が異なると思うので、
一番短いのに合わせて、カレンダーに「非常食交換」という予定を登録しておきます。

これで通知が来るように設定しておけば、
時期が来れば賞味期限が近づいていることを思い出せます。

 

あとは、賞味期限が短いものから順に消費していって、新しいものを購入するだけです。

 

もし非常食の中で、賞味期限に大きく開きがあって、
同時期に消費するのはもったいないと思うようであれば、
商品別にカレンダーに賞味期限を登録してもいいです。

私は面倒くさいので、一番早いのを1つだけ登録して、それを交換時期にしてしまいます。

 

 

その他の非常食

冷凍食品も一応非常食になる

持ち運びはできないですし、最初の半日くらいだけですが、
冷凍食品も一応非常食になります。

 

加熱調理が必要なものはだめですが、

例えば、冷凍フルーツ、自然解凍するだけのおかず、野菜、などは非常食として使えます。

 

停電した時に、冷凍庫をあまり開けしめしてしまうと保冷能力が下がってしまうのでおすすめしませんが、
もし大災害などで当分電力復旧が見込めない場合などは、
解凍してしまった順に消費していくといいと思います。

 

なるべく開閉回数を減らして、
消費すると決めた袋だけ取り出して、それが消費し終わるまでは冷凍庫を開けないようにすれば保冷力をある程度長持ちさせられます。

 

 

 

ということで、以上、賃貸の一人暮らしにおすすめの災害時非常食でした。

1人暮らし始めたけど、災害のことは考えてなかったという方、集めるのにコストも時間もかからないものたちなので、ぜひ備えてみてください!