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「花は野にあるように」な生き方の探求所

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戸籍謄本がコピー機で出力できないこともある

相変わらず不動産相続登記やっております。

わかってくると結構ちょろい!

(法務局で申請が通る書類が作成できているかは別として)

 

エンジニアでもない私がSalesforceの社内用システム構築したときに比べたら大概のものは大したことないぞ!と思いながらやっております。

 

調べるのに膨大に時間はかかりますが、

わかりやすい手順書があれば、法律一切わからん!という人でも問題なく手続きできますね。

ネットでは弁護士や司法書士に依頼したほうがよいと書かれがちですが、

記事を書かれているのが弁護士、司法書士さんなので、

あれは「うちへ依頼してね!」という意味なんでしょうね。

 

問題は、「わかりやすい手順書」がないことでしょうか。

法務局に手順が書かれたPDFがあるのですが、

 

まず、字間が開きすぎてて読みづらい。

手続きするのはだいたい30~60代の人かと思いますが、

高齢者でも読めるように書かれているのでしょうか…?

文字拡大できるんだし、原本文字こんなに大きくする必要ある?

というか、字間だけでもいいからもう少し狭くできなかったんか。

 

それから、目次から該当箇所に飛べません。

文中に「〇〇ページに記載」と書かれていても、そこへのリンクもありません。

私の記憶ではPDFでもリンク機能つけられるはずなんだが;

ページを延々移動しては戻り…なんてやりづらい!

 

段落もインデントがしっかりされてないので見づらい。

字が大きいせいでしょうが、段落のインデントが小さすぎて、

説明の段落がどこで分かれるのか、分かりづらいです。

ただでさえ、詳細説明が後半ページに書かれているので、

ページを行ったり来たりする必要があり、

ページを戻ってきたときに、

この説明文はどのトピックの記載なのかがきっちり中身を読まないと判断できないのはとてもしんどい。

企業のクライアント向け手順書でコレを納品したら即クレーム間違いなしの品質です。

 

説明がだらだらしていて、ある程度理解してから出ないと難しい。

読解力のある人、戸籍の仕組み知識がある人、不動産の謄本の知識がある人…などが読めば何となく分かるかもしれませんが、

出てくる単語ひとつひとつが耳慣れないですし、

戸籍だってどんなふうになっているかあんまり理解できてないし、

不動産の謄本に至っては意味不明です。

 

難しい固有名詞は、字引ページを作って一括説明するとかがなく、

手順→書き方の説明→書類の説明という感じでだらだら説明書されているのですが、

  • 手順を知りたい
  • 書き方詳細を知りたい
  • 書類について知りたい

これって恐らく大多数の方は、別々に知りたいのではないかと思います。

先に手順を一回ざっと一通り読んで、分からない書類について調べる。

実際に手順に着手する際に、書き方の詳細について調べる…。

という方が多いのではないでしょうか。

上から読みながら、実際に一つずつやっていく人いるのかな?

いるんでしょうけど、やりづらくないかな。

 

一回ネットで大まかに調べて、ある程度必要書類と必要事項がわかっていれば、

説明内容は比較的わかりやすいです。

弁護士さんなどの説明しているネット上の情報より、

法務局の手順書のほうが、記載内容が簡単で、書類の記載内容もシンプルな箇所もあり、

弁護士さんなどのHPでは、あえて難しく書いて、

素人にはできませんよ!とアピールしている可能性もありそうです。

 

 

 

それはさておき、ここから本題です。

 

戸籍謄本がコンビニで出力できるようになって、本当に助かる。

ありがたや~。

と戸籍謄本を出力しようとしてみました。

しかし、コンビニでピピピと操作していったら、

最後に

「ご利用いただけないカードです。市区町村にお問合せください。」

が表示されて出力できず。

 

 

ネットで調べてみたのですが、原因がわかりませんでした。

 

 

まさか、本籍地がコンビニのある市区町村以外ってことは…ないよな?

と思いつつ、

母に「本籍地って、うちの市区町村だよね?」と一応確認したら、

 

「え、東京だけど?」

 

え!?

本籍地が東京だと…?!

 

私は独身なので、父の本籍地は当然私の本籍地でもあるのですが、

つまり、私の本籍地は東京ということ!?

私、実は都会っ子だった!?

 

両親の元々の本籍が東京だったのは知っていたのですが、

これだけ長く同じ場所で暮らしているのだから、こっちに転籍しているのかなと思いこんでました。

でもそういえば、ずーっと昔、免許作成時に見たこともない住所を本籍地に書いたのをうっすら思い出しました。

 

コンビニからは、その市区町村の戸籍謄本しか出力できないので、

そりゃ無理だわ。

 

そしてめんどくさいことになった…。

 

東京まで行くのは無理なので、郵送で取り寄せるしかない。

 

しかし、出生から死亡までの可能な限りの戸籍謄本を取り寄せたいが、

どう依頼すればいいのかわからず、窓口に電話して聞いてみました。

 

窓口の方が優しくて、ベテランの方で、

こちらが聞いている以上の「こうしたほうがいいよ」というアドバイスまでいただけて、めちゃくちゃ助かりました。

 

困ったときは電話で聞くのがいいみたいです。

 

うちの取り寄せ対象の役所は、多めに手数料を小為替で送ってくれれば、

出生から死亡までで、その役所が持っているものは送ってくれるとのことでした。

 

現在の戸籍謄本は手数料やすいのですが、過去分は高いから過去分も3書類分くらいで合計2700円分。

使わなかった小為替があったら返却してくれるそうです。

 

短期間で転籍している場合は、過去分はそこにはないと思うので金額はもっと少なくて良いかも。

分籍などしてたりする人はもっと多いほうがいいかも。

うちは出生から死亡まで恐らく同じ区役所だろうと思われたので、多めに送りました。

なんにせよ、市区町村のHPに記載がなければ、電話で聞いてみるのが良いと思います。

 

なお、小為替は発行手数料が1枚200円もかかるので、郵送申請のコストは馬鹿にならないです;;

ゆくゆくネット申請&ネット決済にさせてほしい…。

 

親の本籍地を知らない場合は把握しておいたほうが良いという教訓を得ました。

親の戸籍に入っているなら免許を作ったときにわかるはずです。

 

 

 

そして、ここからは純粋な疑問なのですが、

 

本籍地って必要?????

 

なんのために登録しているのかよくわからない。

本籍地は希望があればどこにおいても良いそうで、

希望すれば「東京タワー」でも「皇居」でも良いんだそうです。

 

だったら、私は厳島神社にしたい!

 

という願望は置いておいて。

 

どこでも良いなら、それっていらなくないですか…?

現在住所が戸籍に登録されていれば十分じゃない?

戸籍に本籍を登録する必要はないし、本籍地の管轄市区町村が戸籍を管理する必要もないと思います。

一括管理が難しいなら、現住所の市区町村が管理すればいい。

 

というか、1名1戸籍(というか1名1レコード)にデータ管理して、

1名ごとに現住所番号のフィールドに不動産番号を紐づけしておけばいいだけなのでは。

過去住所が必要なら、過去住所テーブルの過去住所に個人番号と住んだ期間も紐づけておけばいい。

ついでに所有不動産(土地)、所有不動産(建物)のフィールドに不動産番号を紐づけしておけば、

その人が死んだら、相続人が、その人に紐づく不動産情報を引き出して、

遺産分割協議を行えばいいのに。

 

ついでにいうと、印鑑制度を廃止して印鑑登録を廃止してほしいですし、

廃止できないなら印鑑登録はマイナンバーに紐づけてほしいです。

市区町村から転出すると無効って意味がわからないです。

 

できない理由があるのか、今後そうなっていくのか、

私にはわからないですが、とにかく非効率的な仕組み。

 

こんな非効率な方法で日々問い合わせや処理対応している市区町村の窓口の人たちの忍耐力もすごいなと改めてありがたみを感じたのでした…。

 

忍耐のある方によって日本社会は支えられてますね。

(しかし忍耐がなければ、もっと早く簡易化した仕組みができていたのかもしれないですが)

 

 

引き続き相続登記頑張ります!