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「花は野にあるように」な生き方の探求所

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私が断捨離をする理由 「これでいつでも死ねる!」という感覚のため

タイトルが不穏!笑。

違うんです。ポジティブな話です。

明日死んでも後悔しないように生きられるようになったという話です。

でも、ネガティブだった昔のことも書いているので、

ちょっと暗い内容かもしれません。

 

 

 

私がものを手放すようになった最初のきっかけは

近いうちに引っ越しするときに、宅急便だけで引っ越ししたいから

というものでした。

 

でも母が病気になって、

引っ越しできなくなってしまった今も、

極力ものを増やさないようにしていることは変わってません。

 

ものが少ないほうが、管理や掃除に時間を取られないし、

精神的に落ち着くから、など、

メリットが多いと気づいたからです。

 

でも、断捨離が進むと、自分の中の「断捨離をする理由」がないと

キリがなくなります。

極限状態になるまでとにかく手放してしまったり、

手放せない状態がストレスになったり。

 

だから私は自分の中で「断捨離をする理由」を持つことにしてます。

それが「これでいつでも死ねる!」です。

 

 

これは後から作った理由というわけじゃなくて、

 

ある程度物が少なくなってきた頃に、

これしかものがないなら

引っ越しだって本当にどこにでも行けてしまうし、

どんな狭い部屋でも住めるし、

なんなら明日私が死んでしまっても、

家族は私の遺品整理に困らないだろうなと思ったとき、

どうしようもなく「私は自由だ!」と思ったんですよね。

 

成田悠輔さんという方が

前に「お金がなくなったら最悪死ねばいい」みたいなことを言っていたのを思い出して、

それだ!って思ったんですよね。

この言葉って人によってはネガティブに取られちゃうかもしれないのですが、

私みたいな臆病な人間には、ものすごく救いになる言葉でした。

 

 

本当にお金がなくなってどうにもならなくなったら、最悪死ねばなんとかなる。

 

それなら、

明日や5年後10年後のために、今の自分が辛いことを無理する必要ないじゃん。

明日私が死んじゃっても、

家族が「これは捨てづらいな」みたいなものとかもないし、

きっと3日くらいで遺品整理が終わる。

本当にどうしようもなくなったときには、死ぬという自由が私にはあるんだ。

 

そう思えるようになりました。

ものがなくなったことによって、

「最悪死ねばなんとかなる」って言葉がよりリアルになったんです。

 

かつての私は、将来の不安のことばかり考えて、

「お金のために今の仕事辞められない」

「今の貯蓄じゃ働けなくなったら死ぬしかない」

などと毎日毎日憂鬱に生きてました。

「長生きしたくない」

「早めに死にたい」

とすら思ってた。

 

でも、「明日死が訪れてもいいや!」と本気で思えるようになったら、

将来よりも「今」をすごく大事にできるようになりました。

瞑想しなくても断捨離だけでマインドフルネスになっちゃったんです。

 

気づいたときは、視界がパーッと開けたような感覚がしました。

 

昔は常に不安に苛まれて、

やってみたいことがあっても、

自分にはできるわけない。

失敗するかもしれないからやめよう。

と、チャレンジする前に諦めることが多かったです。

 

でも、今は

未来はどうでもいいから、

今やりたいと思った気持ちを大事にしたいと、

今まで「できっこない」とチャレンジ出来なかったことも

チャレンジできるようになりました。

 

失敗しても、やりたいと思ったことが経験できたならそれでいいし、

まだ続けたいなら再チャレンジすればいいですしね。

 

 

 

思考が切り替えられた一因として、

ものを必要としないことで、支出が押さえられて

「最低でも月8万稼げれば生きられる」と考えられるようになった、

というのもあるかもしれません。

月8万なら、アルバイトでもなんとかなりますからね。

 

 

というわけで、

私が断捨離をする理由として根っこに置いているのは

「これでいつでも死ねる!」という感覚をキープするため

という話でした。