今日は珍しくエネルギッシュな一日になりました。
2以外は全部「やらなきゃ」と思っていたことです。
そう思っているだけで頭のリソースを持っていかれるので、今日全部片付けることにしました。
結果、ものすごく爽快です。スッキリしました。
今日はグレッグ・マキューン「エフォートレス思考」を読みましたので、簡単な感想を。
英語ができない私はエフォートレス(effortless)が「努力を要さない」という意味だということも知りませんでした。笑。
普段ものすごくわかりやすく書いてくれている自己啓発本ばっかり読んでいるので、
エッセンシャル思考も、このエフォートレス思考も、ちょっと内容がふんわりに感じました。
書いてあることは難しいことはないですし、主題もわかりやすい。
でも、読んだだけでじゃあ明日からやるべきことが明確になるかというと、読了後に一度自分で咀嚼する時間が必要でした。私の場合は、ですが。
内容をものすごく簡単に言ってしまえば、
「努力する前に、目的をもっと簡単に達成できる方法がないか一度考えよう」
でしょうか。
私は、仕事においては効率化、合理化が好きなので、
読んでて「そりゃそうだ」と感じる部分もあったものの、
それ以上に今まで効率化したものの中で、
本当はその効率化すら必要なかったものもあったな
ともっと根本的なものを見直すきっかけをくれました。
その業務を効率化するより、
業務自体をスキップすることができないか、
というところから考える力が、今までの自分には足りてなかったです。
明らかにこの業務必要なくない?
こうしたら社員みんなハッピーじゃない?
このほうがコスト削減できるんじゃない?
と思うことは結構あって、
生意気に上司に意見したりもしましたが、
大体「まあそういうものだから」とか「変えるためのリソースがない」と言われて
引き下がってしまうことも多かったです。
その上司の意見ごと、根本から変えられないかを考える、機転や行動力が必要だったんだなと反省にも繋がりました。
この本は3つの章に分かれていて、
- エフォートレスな精神
- エフォートレスな行動
- エフォートレスのしくみ化
と進んでいきます。
ひとつ即実践したのが
「我慢」を「楽しい」に変える
でした。
毎日お風呂上がりにお風呂場の水気を拭く作業をしているのですが、
この作業が本当に時間の無駄だなと感じていて、大嫌いでした。
「我慢」を「楽しい」に変えるというのをヒントに、
この時間に音楽か、Podcastを聞くことにしました。
これがとても良かった!
無駄だと感じていた時間が、楽しくリラックスできる1日の休憩時間に変わりました。
他にも、私が一番勉強になったのは、「エフォートレスな行動」の章でした。
はじめの一歩を身軽に踏み出す。
ゴミから始める。
学習サイズの失敗を積み重ねる。
どれも私の苦手なところです。
完璧主義者故に、やるべきことが頭の中で壮大になりすぎて、
最初の取り掛かりがものすごく遅い。
考えすぎて取り掛からなかったものも、数えられないほどあります。
例えば私は小説を書くのが好きで、
30年くらい前から時折書いてますが、
完成したものはごく短い(3000~50000字くらい)ので20本くらいでしょうか。
描写が気に入らなかったり、話が途中で辻褄が合わなくなったりすると、
最後まで書ききらずに途中で辞めてしまいます。
逆に洋裁でいうと、10年くらいで30着以上作ってると思います。
デザイン検討、パターン作成、素材調達、裁断、縫製、仕上げ…
作成しているのが普通の服ではなくコス衣装なので
工数がかかることも考えると、かなりの着数です。
今、ランジェリー制作のための勉強をしていますが、
この経験があったから、早く吸収できることも多くて、
自分は成長していたんだなと実感しています。
完成させて、失敗したところを次で修正する
これを繰り返すことで得られる経験値って大きいんだなと気づいたので、
次着手する小説は、
どんなに下手っぴでも、どんなにひどい出来でも、
書き切ろうと思いました。
ランジェリー制作も、やりたいと思ったのは3年前なんですよね。
でも作ってもいないうちから、
自分の技術じゃ売り物になんてならないとか、
資材調達できなさそうとか、
考えすぎてはじめの一歩を踏み出すのを諦めて、
結局転職した会社がブラックすぎて辞め、
じゃあ好きなことをやろうと、今、再トライしてます。
夢はハンドメイドで販売することですが、
そのことに拘りすぎると資材の調達先を探したり、お店を作ったりと、
考えすぎてしまうので、
今は、「ランジェリーを作れるようになる」ことだけに集中してます。
これが続けられるようになれば、夢の一歩には違いないですしね。
話がそれてしまいましたが、
エフォートレス思考を読んで、
もっと簡単に取り掛かるどうすればいいか
を意識的に考えられるようになりました。
お陰で明日からもっと生きやすい毎日がやってきそうです。