2022年の7月28日、黛灰の3年間のVtuberとしての活動が終了した。
夜更かしするわ、風呂掃除適当になるわ、英語の勉強も日記も瞑想もサボる、ストレッチも筋トレもやらなくなるわで、完全に推しのためだけに捧げた1ヶ月が終わった。
代わりに今日からはまともな生活に戻るつもりだったのに、全然できそうにない。
でも、ファンのために1ヶ月体力の限り配信をしてくれたことに感謝しかない。楽しい、思い出に残る1ヶ月だった。
黛灰は最後の最後までかっこよくて、本物のエンターティナーだった。
同時に、やっぱりその繊細さと覚悟の強さがどうしようもなく好きだなと思った。
最後は不思議と泣かないもんだなと最後の配信を見てて、
でも、黛が消えて、流れたエンディングを見たら、もうだめだった。
言葉をいつも惜しまないでくれたけど、肉声で伝えてくれた以上に
エンディングで全部を伝えてくれるの、ずるいなぁ。
でも本当に、完全に、完璧に、最後まで、
黛灰の物語に、自分自身の手でピリオドを打っていったの、本当にかっこいい人だったなと思った。
本や映画は自分の見たいときに見られるけど、
黛灰の物語は、黛が生きて、活動して、少しずつ更新されていって、
時にはリスナーにシナリオの結末を託し、
活動終了があったことで本当の意味で完結した。
ひとつの新しいエンターテイメントだったと思う。
他にもストーリー系のVtuberはいたけど、こんな体験をさせてくれた配信者は他にいない。
黛がデビューしたとき、こんなに好きになるとは思ってなかった。
Vtuberはどうしてもガワに惹かれがちになるから、そういう意味では黛のガワは私の好みではなかったから。
でも最初の大型コラボの雪山人狼の立ち回りがすごすぎて、そこからのめり込んで、
気がついたら今、号泣している。
黛灰がにじさんじにまだいたいと悩んでいた期間がなかったなら、こんなに泣かなかったと思う。
これからもっとたくさんの面白いことをやってくれたに違いないし、色んなところでバランサーをしてくれたと思うから、会社の方向性に合わず、契約を継続する方法が見つからなかったというのは、本当に惜しいと思う。
残された仲の良かった人たちのやるせなさを思うと、やっぱり涙がでる。
特にぶるーずとメッシャーズのひとりひとりの送り出し方を見ると、もう。
でも、最後は辞めることに前向きな、強い意志を感じさせてくれたから、
これから先に進む道を応援したい。
黛灰の良さを語ろうとすると、どうしてもメタ的な発言に触れることになって、
ディズニーランドでのミッキーの閉園後についてを語ることに等しい愚行になってしまうのが、悩ましい。
気持ちがもやもや胸に蟠って、言葉にされたがっているけれど、
今は美しい幕引きに、訪れないカーテンコールに、ただ拍手を贈ろうと思う。
今日一日泣きまくって、明日こそ、普通の生活に戻るぞ。
最後に一つ。願っておこう。
ぶるーずが大好きだったから、ういまるがこれからもっとコラボしてくれますように。